放射線科
当院の放射線科は、X線を使った一般撮影やCTの検査を行っています。
当院では診断参考レベル(DRL)を参考に医療被ばく低減に取り組むとともに、定期的に検査時の放射線量を調査しております。また医療放射線安全管理委員会を組織し、医療被ばくの管理も行っております。
一般撮影
撮影部位にボタン・ファスナー・金属類・厚手の衣服、文字のプリント・衣服のゴム等がある場合、画像診断の妨げとなることがありますので、脱衣のお願いをする場合があります。また検査着を用意していますので必要な場合は、お申し出ください。ご不明な点や、ご相談がございましたら、担当技師にお尋ねください。
当院では、一般撮影にFPD(フラットパネルディテクタ)装置を使用しています
FPD(フラットパネルディテクタ)とは平面型検出器の略語です。
低線量・高画質な画像の提供ができ、撮影後、瞬時に画像の確認をすることが可能です。
また、PACS(医用画像情報管理)システムの導入によりモニター診断を行っています。撮影した画像をリアルタイムに医師へ提供し診断できることが特徴です。
CT撮影
精神科での頭部CT画像検査の目的は、器質的な異常がないか確認するためです。
例えば、脳のCT画像によって脳全体の萎縮の確認、あるいは、記憶をつかさどる海馬の萎縮などが見られる場合、アルツハイマー病の疑いがあると判断されるなど、CT画像から早期に発見することが可能となります。
当院では、頭部・体幹・脊髄・四肢と全身の低被ばく撮影を可能にした最新鋭の高性能16列マルチスライスCTを導入しています。病気の早期発見や精密診断が可能です。
- 一度に広範囲のCT検査を行う事ができます。
- 最新のX線被ばく低減技術を搭載していますので、安心してCT検査をうけていただくことが出来ます。
- 高精細な16断面の画像データ収集により、これまでの輪切り画像だけではなく、任意の角度の断面像や3次元画像での画像評価が可能です。
また当院では遠隔画像診断支援サービスを利用していますので、CT検査の読影診断は全て放射線専門医が行ったものとなります。
当院でCT検査を行う場合には、検査の説明を行い同意書に記入をしていただいております。不明な点や、ご相談がございましたら、主治医・看護師・担当技師にお尋ねください。