横浜市認知症疾患医療センター
認知症疾患医療センターのご案内
当院では、横浜市から事業運営を受託し、令和2年12月より横浜市認知症医療センターを開設しました。
認知症が疑われる方の認知症の識別診断を当院で行い、また地域医療機関や介護施設、行政と連携をとることで在宅での療養生活を支えるものです。
認知症疾患医療センターの主な事業内容
① 横浜市 もの忘れ検診
高齢者の5人に1人は認知症になる時代と言われています。年に1回は検診を受けることをおすすめします。
当院はもの忘れ検診を実施しています、65歳以上の横浜市民の皆様は無料となります。
電話でお申し込みください。
② 専門医療相談窓口の配置
精神一般外来、入院相談とは別に専門の相談員を配置しています。
- ご来院されての面接相談もお受けしますが、事前連絡をお願いいたします。
③ 認知症の鑑別診断と初期対応(外来)
かかりつけ医の先生よりご紹介頂いた患者様の診察を行います。
当センター医師による診察、各種検査(検査内容によっては当院と連携している医療機関に検査を依頼することがあります)による鑑別診断を行います。
鑑別診断後、認知症と診断された場合、医師が「認知症療養計画書」を作成し、患者様、ご家族様に説明いたします。
「認知症療養計画書」はご紹介頂いた、かかりつけ医の先生宛に返信をさせて頂きます。
外来診察日:担当医により随時
④ 認知症周辺症状(身体合併症を伴う場合も含む)への急性期対応(外来・入院)
認知症患者様の場合、もの忘れの症状だけではなく、ご家庭や施設での対応が難しくなる行動面での症状(周辺症状と言われるもの)が現れることがあります。
状態が著しく悪化している場合などには緊急対応のために治療が必要となってきます。
また、身体合併症を併発している場合も少なくありません。こういった状態の患者様には再外来や入院治療の案内をさせて頂く場合もございます。
⑤ 研修会の開催
かかりつけ医の先生や、看護、介護、在宅支援関係、市民の皆様を対象とした研修会を開催します。
⑥ 認知症疾患医療連携協議会の開催
医療、行政、関連施設、家族会等で構成される連携協議会を開催します。
⑦ 普及啓発・広報活動
認知症疾患、医療、福祉、介護に関する情報の集約及び発信を行います。